AWAMORI - A tribute to the spirit of Iriomote

AWAMORI
- A tribute to the spirit of Iriomote

西表島の米と水から生まれた一滴

世界自然遺産・西表島

世界自然遺産・西表島。

 豊かな生態系と希少な命が息づくこの島の清らかな水と、自然に寄り添い育てた米が、石垣島の蔵で、ほんのりバニラが香る、やさしく澄んだ泡盛になりました。度数は25度。心と身体に、そっと寄り添うやさしさです。
 この一杯は、地域の資源と経済をつなぎ、一次産業を支えることで、自然を守る仕組みを育んでいます。あなたもこの輪に加わってください。
 「西表島の泡盛」は、地域とともに進化するお酒です。地域でのお米の生産も、素材も、お酒の販売の仕方も-すべてが試行錯誤の中で育まれています。ロットにより、少しずつ風味が変わります。
 地域の自然や暮らしを守るために、何が必要なのか。その問いに向き合いながら、技術も特徴も、少しずつ進化を遂げています。
 「泡盛=さき」という方言の響きに込めた、「先を見つめる」まなざし。この泡盛は、島の未来を育む一杯です。

720ml 2000円(税込)
360ml 1100円(税込)

光で変化するラベルデザイン

光で変化するラベルデザイン

「赤」は、島に息づく希少な生き物たち。
「緑」は、陸域に広がる稲とサガリバナの風景。
「青」は、西表の海の世界を表現しています。
光を赤・緑・青と順番に当てることで、浮かび上がるデザインが変化する仕組みになっており、西表島の自然を構成する要素が互いに繋がり、響き合っていることをイメージしています。イラストも題字も、西表島の方々の手によって描かれました。

西表島ホテル限定ボトル

西表島ホテル限定ボトル
360ml 1300円

 この泡盛は、西表島ホテル by 星野リゾートでしか手に入らない、特別な限定ラベルです。
 ラベルには、島に生きる希少な生き物「イリオモテヤマネコ」と、地域で育てた稲が描かれています。柔らかな水彩のタッチが、西表島の自然の息づかいと、泡盛のやさしい飲み口を静かに映し出します。
 売上の一部は、西表島ホテルが地域と取り組む環境活動に活用されます。飲むことが、島の自然を守る一歩につながる。
AWAMORI - A tribute to the spirit of Iriomote
 西表島での滞在の記憶に。そして、島の未来に寄り添うお土産として、どうぞお持ち帰りください。

こだわり1:島の素材にこだわる

こだわり1:島の素材にこだわる
「西表のお米と水で」

 西表島の泡盛だからこそ、島だけの素材で仕込みたいと思いました。
 この島は、生物多様性の豊かさと希少な命の存在が、世界自然遺産として評価されています。
そんな貴重な自然を守るためには、農業のあり方にも慎重な配慮が欠かせません。
 この泡盛では、生態系を攪乱しないように育てた米を使い、大自然が育んだ森の水をあわせて仕込みました。
T島の素材を使うことは、自然への敬意であると同時に、島の資源の循環を強め、地域の営みを支えることにもつながります。
 西表島に来てくださった皆さんには、島の素材そのものを感じていただきたい。そして、島の魅力を育むこの循環に、思いを巡らせていただきたい。そんな思いを込めています。

こだわり2:泡盛の造りにこだわる

こだわり2:泡盛の造りにこだわる
「手造りの優しい飲み口に」

西表島には、残念ながら泡盛の醸造所はありません。だから、この泡盛は、隣の石垣島にある高嶺酒造で丁寧に仕込まれました。
 高嶺酒造は、昔ながらの直火式地釜蒸留を守り続ける酒造所。蒸した米に種麹を手でしっかり混ぜ、二晩寝かせて育てる老麹づくりなど、一貫して手造りにこだわった、誠実な酒造りを続けています。やさしい飲み口に、直火ならではの香ばしさ。熟成によって生まれるバニラの香りも、この酒造所ならではの魅力です。
 西表島の語源は、「石垣島の於茂登岳の西にある島 = 西(いり)於茂登(うむてぃ)」から来ているとも言われています。そして、高嶺酒造の看板銘柄は「於茂登」。島と酒造所の間に、縁を感じずにはいられません。

こだわり3:最先端にこだわる

こだわり3:最先端にこだわる
「地域の課題解決に貢献」

 西表島の泡盛は、地元の方言で「泡盛=さき」と読ませています。「さき」は、「酒」という意味のほかに、「先へ進む」「先を見つめる」という響きを持つ言葉。そしてこの泡盛には、日本の南西にある西表島の西の果ての集落で育てた米への敬意も込めています。
 また、「さき」には、最先端の取り組みという意味も込めました。背景には、大学や研究機関との連携による知見の活用があります。土地の環境特性や生態系への配慮、気候変動に備えたお米の高温耐性化、持続可能な農業のあり方など、科学的な視点と地域の経験を重ね合わせながら、お米づくりの新しい地平を拓いています。
 自然との共生や資源循環といった、これからの時代に必要な価値に敬意を表してー西表島発、最先端の「さき」をお届けします。

こだわり4:繋がりにこだわる

こだわり4:繋がりにこだわる
「消費者の皆さんと共に」

 この泡盛は、できれば西表島で飲んでいただきたいと思っています。島の自然に寄り添って生まれた酒だからこそ、島の空気の中で味わってほしいーそんな願いがあります。
 地元の方に愛される酒でありたい。観光で訪れた皆さまにも、島の記憶として持ち帰っていただきたい。そして、西表島の自然を守ることの意義や、その大変さを知ってもらい、できれば、応援していただき、地域を支えていただきたい。
 この泡盛は、西表島限定で販売しています。ただし、石垣島や沖縄本島でも、期間限定でのお届けとなることがあります。それは、西表島の課題をより多くの方に知っていただき、応援の輪を広げたいという思いからです。
 地域のホテルやイオン琉球など、島の未来に関心を寄せる方々の協力のもと、この泡盛は、静かにその輪を広げはじめています。

大学等研究機関との連携

大学等研究機関との連携

この研究プロジェクトは、 JST共創の場形成支援プログラム"カーボンネガティブの限界に挑戦する炭素耕作拠点"の支援のもと、東京農工大学、早稲田大学、琉球大学などの研究機関が参加しています。

島の未来を育む一杯

 この泡盛造りの取り組みは、西表島における地域産米(自然米)の生産を出発点に、地域の自然・産業・暮らしがつながる循環を大切にしようというものです。
 この取り組みは、地域の方々や竹富町の理解と協力のもとに進められており、東京農工大学、早稲田大学、琉球大学などの研究機関が参加しています。気候変動に対応した高温耐性米の開発、温暖化ガスの排出を抑制する農法、畜産廃棄物の活用、持続可能な地域産業のあり方など、科学的な知見と地域の経験を重ね合わせながら、最先端のお米作りに取り組んでいます。
 増産された地域産米は、将来的には地域の米の自給率を上げ、新たな地域産品へと加工され、その経済効果は観光・宿泊・飲食など他の産業にも波及します。
 また、地域内での販売を通じて「環境配慮の意義」を消費者に発信します。売上の一部はさらなる地域資源循環の促進、海洋プラスチック対策や生物多様性の保全にも活用されます。これは、島の自然と文化を未来へつなぐ「知と実践の協働」のかたちです。

商品情報

商品情報

品目: 琉球泡盛
原材料名: 米こうじ(西表島産米)
アルコール分: 25度